時間割 2005 7 27
知人から、こんなことを聞かれたことがあります。
「午前中、上昇率ランキングを見て、株を買ったら、
午後も上昇して、うれしかったが、
午後2時半過ぎに、株価を見たら、急落していた。
がっくりきて、仕事が手につかなかったが、
夕方、株価を見てみると、また上昇していた。
なぜ、こうなるのか」。
この問題は、日計り売買にあると思います。
日計り売買とは、その日に買った株は、その日のうちに売り、
翌日に持ち越さない売買です。
だから、午前中、値動きがよい銘柄を買って、
(ここまでは、一般投資家と同じです)
午後2時過ぎから、利益確定か、処分売りを始めるのです。
そういうわけで、午後2時過ぎから2時半までは、急落する銘柄が多いのです。
しかし、普通の投資家には、「翌日に持ち越さない」というルールはありませんので、
今まで高くて買えなかった銘柄が安くなったので、買い始めるのです。
そういうわけで、午後3時の大引けにかけて、上昇を始めるのです。
もちろん、いつも、そうなるとは限りません。
こうした動きになるのは、みんなに人気がある銘柄だけです。
知人は、「まるで時間割のようだ」と言っていました。